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たった数分 デスクでできる肩甲骨リフレッシュ術

Tags: デスクワーク, セルフケア, リフレッシュ, 肩甲骨, 体ほぐし

人間関係に疲れてしまうと、知らず知らずのうちに体に力が入ってしまい、肩や首周りがこわばってしまうことがあります。特にデスクワークが多い方は、同じ姿勢が続きやすく、さらに体の緊張を感じやすいかもしれません。

心と体はつながっていますので、体のこわばりが心の重さにつながることもあります。反対に、体を少しほぐしてあげることで、気持ちまで軽くなることがあります。

ここでは、デスクに座ったまま、たった数分でできる肩甲骨周りの簡単なリフレッシュ術をご紹介します。特別な道具は何もいりません。休憩時間や、少し疲れたなと感じた時に試してみてください。

なぜ肩甲骨を動かすのが良いのでしょうか?

肩甲骨は、背中の上部にある大きな骨で、腕や首、背中の多くの筋肉とつながっています。ここが固まってしまうと、血行が悪くなり、肩こりや首のこりだけでなく、全身の疲れやだるさにつながることがあります。

肩甲骨を意識的に動かすことで、周辺の筋肉がほぐれ、血行が促進されます。これにより、体が軽くなる感覚や、滞っていた体の巡りが良くなるのを感じられる可能性があります。また、胸が開いて呼吸がしやすくなることで、心もリラックスしやすくなるでしょう。

たった数分!デスクで試せる肩甲骨リフレッシュ術

ここでは、座ったままで簡単にできる動きをいくつかご紹介します。それぞれを組み合わせて、ご自身のペースで行ってみてください。

1. 簡単な肩回し

最も手軽な方法です。

  1. 椅子に座り、背筋を軽く伸ばします。
  2. 両肩に軽く手を置いても、下ろしたままでも構いません。
  3. 息を吸いながら、肩を耳に近づけるようにぐっと持ち上げます。
  4. 息を吐きながら、肩を後ろを通してゆっくり下ろします。肩甲骨が背骨に少し寄るようなイメージです。
  5. これを5回ほど繰り返します。
  6. 次に、息を吸いながら肩を前から上に持ち上げ、息を吐きながら前を通して下ろします。これも5回ほど繰り返します。

ゆっくりと、肩甲骨が動いているのを感じながら行うのがポイントです。

2. ひじを回して肩甲骨を意識する

肩だけでなく、肩甲骨の動きをより意識しやすい方法です。

  1. 椅子に座り、背筋を軽く伸ばします。
  2. 両ひじを曲げ、指先を軽く肩に触れるか、肩の近くに置きます。
  3. ひじで大きな円を描くように、ゆっくりと前から上に回し、後ろを通って下ろします。肩甲骨が背中で開いたり閉じたりするのを感じてみましょう。
  4. これを5回ほど繰り返します。
  5. 次に、後ろから上に回し、前を通って下ろす動きを5回ほど繰り返します。

ひじをできるだけ大きく動かすことで、肩甲骨周りの筋肉がより広く使われるのを感じられるかもしれません。

3. 背伸びで肩甲骨を広げる

シンプルですが、肩甲骨周りを伸ばすのに効果的です。

  1. 椅子に座ったまま、両手を組み、手のひらを上に向けて頭上に持ち上げます。
  2. 息を吸いながら、天井に引っ張られるようにぐーっと背伸びをします。この時、肩甲骨が背中から離れて広がるのを感じてみましょう。
  3. 息を吐きながら、ゆっくりと手を下ろします。
  4. これを3回ほど繰り返します。

伸びをする際に、体を左右に軽く傾けてみるのも良いでしょう。脇腹から肩甲骨にかけての伸びを感じられます。

試す際のポイント

まとめ

人間関係の疲れは、知らず知らずのうちに体に影響を与えていることがあります。特に肩甲骨周りのこわばりは、心身の重さにつながりやすい部分です。

今回ご紹介した肩甲骨リフレッシュ術は、どれもデスクに座ったまま、たった数分あればできる簡単なものです。大げさな動きは不要ですので、周りを気にせず一人で試すことができます。

肩甲骨周りを少し動かしてあげるだけで、体が軽くなり、気分が切り替わるのを感じられるかもしれません。疲れたなと感じた時、ほんの少しの時間を使って、ご自身の心と体を労わってあげてください。この小さな習慣が、あなたの毎日を少しでも心地よいものにするお手伝いになれば幸いです。